~インナーチャイルドとは~


 インナーチャイルドとは、日本語では「内なる子供」と訳され、心理療法では「自由にのびのびと振る舞うことを許されなかった、傷ついた子どもの部分」として知られています。

 子どもというのは、のびのびとした態度や感情を自由に表すのが、本来の姿です。 笑ったり、泣いたり、怒ったり、甘えたりと自由に感情を表現し、興味を惹かれた物事には目を輝かせて近づき、疑問に思ったことは「なぜ?」「どうして?」と、素直に大人に尋ねます。

 このように自由でのびのびとした本来の子どもの姿は、「ワンダーチャイルド」と呼ばれています。

 ワンダーチャイルドは家族から無条件の愛情を受け、安心できる居場所を与えられているため、自分が思った通りに表現をしたり助けを求めたりしても、安全だと感じることができます。

 それに引きかえ、家族からの無条件の愛情や、安心できる居場所を与えられていると感じられない子どもは、のびのびと自由に振る舞うことができないまま成長していきます。思ったように話し、行動をすると、両親や周りの人に止められたり、叱られたり、また相手にされなかったりと、ワンダーチャイルドでいることを許されていないように感じ、「自分は認められていない」と思い込むようになります。

 そして、両親や周りの人を喜ばせるために、自分の気持ちや欲求を抑えこみ、本来の自分とはちがう姿を演じるようになります。

 これがインナーチャイルドという抑圧された内なる子どもの部分となり、大人になっても心の中に存在しつづけるようになるのです。インナーチャイルドは、両親や周りの人を安心させることが、自分自身の安全を守ることでした。そのために、家族や周囲に波風が立たないよう涙ぐましいほどの努力をして、みんなのために一生懸命に振る舞うようになるのです。

 子どもの頃からのこうした習慣は、大人になる過程で潜在意識に深く根づくようになります。インナーチャイルドは、子ども自身が生き抜いていくための手段だったともいえるでしょう。



 ですが、このインナーチャイルドは大人になった今も心の奥に生きつづけており、何か問題が起こった時に表面意識に現れてきます。それは、子どもの頃に感じた居心地の悪さや不快感、不満、心の痛みとして再び甦り、大人としての自分が健康に生きることや成功することを阻んでしまうことがあります。

 結局大人になっても、身につけた仮面や演技のまま、共依存や依存という症状に発展させていきます。子どものときの苦しみを幾重にも誇大化させながら生きていっているのです。

 私もそうでしたが、特にパートナーとの関係やご自身が親であれば、自分の子供との関係において影響が顕著に現れてきます。

 そうした問題を解消していく手段の一つとして、こちらではオーダーメイドでのパワーストーンアクセサリーをお作りしたり、エネルギーヒーリングでトラウマとなった心の傷の癒しをご提供させて頂いております。