~境界線(バウンダリー)を引く事の大切さ~


 私のように、機能不全家族の中で育った子どもは、さまざまな境界の混乱や侵入にさらされます。

 今は、日本の家族のほとんどがなんらかの機能不全を起こしているといわれています。

 そのような中、健全に育つ機会がなく大人になったアダルトチルドレンと呼ばれる人々も多く存在しているということで、程度の差こそあれ、私たちの多くが自尊心の低さからくる不安や悩みを抱えているといっても過言ではないと言えます。

 現に、私は子供を持つ親でもありますので、PTA向けに主催された、カウンセラーの先生やその他の講師の方のお話を聞く機会がありましたが、皆さん今の子たちの自尊心の低さを危惧されていて、日本は世界の中でもとりわけ自尊心の低さが目立つお国柄ということで、いかにして子供たちの「自己肯定感」をあげていけば良いのか・・・。というお話をされていたのが印象深かったですが、私から見れば、今の日本の学校教育や社会システム自体が古いままなので、こんな教育では、自尊心も低くならざる負えないよな~・・・と思いましたけどね^^;

 それに加えて、元々の日本の文化風土が欧米と比べて、境界線を引きづらいとも言われているのでその辺も関わっているのでしょうけれど。

 機能不全家族の中で育った場合、バウンダリーを築いても築いても親等が強制的に自分の領域に入り込むので、バウンダリーが築けずに自分のアイデンティティを失います。

 ですが、それが当たり前という状況で育ってきたために、自分自身で自分が機能不全家族の中で育ってきたのだという事や、自分が健全な境界線(バウンダリー)を引けずにいたということに気づいたのは、ライトワーカーとして、クライアントさんにヒーリングをするためにスピリチュアルなエネルギー的な学びを始めたから気づけたので、もしそうした道に進まなければ、なかなか気づく事は難しかったかもしれません。

 ヒーリングやライトワークをする上では目には見えないエネルギー(気)を扱い、クライアントさんのネガティブな低いエネルギー(邪気)を浄化させる為に自分自身の波動は常に高い状態で「愛」のエネルギーを循環させることが大事な要素になります。

 「自己肯定感」の構築と関わる 「インナーチャイルドの癒し」はどうしても避けて通る事はできないですし、ヒーリングをするうえで、相手のエネルギーの影響を受けないように、きちんと自分のエネルギーの境界線を引いて、相手のエネルギーと混同させないようにする必要があるからです。

 私はこの境界線(バウンダリー)が非常に弱かったので、エネルギーを扱う身として、痛い目にも合いました^^;ですが、そうでなければ自分で気づけなかったので、身をもってこの境界線を引く重要性を体感して学ばせてもらいました。

 親が自分の都合や価値観を子どもに押し付けて育てた場合、子どもは親の顔色をうかがったり、親を喜ばすことや役立つことをすることで親の愛情を得ようとするケースがありますが、このケースでは、他者の思いや感情のケアを日常的にやってしまいます。

 つまり、相手の境界線を越えてしまうことが習慣となっているのです。習慣となっているので、それは無意識にやっています。

 私がまさにそれで、そうした他者の顔色をうかがう事(空気を読みすぎること)が当たり前になってしまっていましたし、無意識でそれを行うのでまったく自覚がありませんでした。



 健全な境界線が引けていない状態は、エネルギー的な視点で見た場合、オーラの境界線が薄く、人や場所のエネルギーの周波帯に無意識に合わせて疲れる場合が多くなります。

 オーラの境界線が薄いということは、他人に左右されやすい、自信が持てない、など自分を表現することが難しくなってきます。また、他人のいらないエネルギーを受け取りやすくなったり、邪気が簡単にオーラに侵入してきます。

 健全な境界線を引けるようにする為には、色々な取り組み方があるようですが、私が提供できることで言えば、パワーストーンアクセサリーを作成しておりますので、パワーストーンの力を借りて、オーラの境界線を強めるということが可能です。

 それに加えて、ご自身で健全な境界線が引けるようになるためのトレーニングをされていけばよいかなと思います。境界線の構築も筋トレと同じようにコツコツと取り組んでいくことが大事です。

 それから、境界線をうまく引けない人は、これまで自分のニーズよりも他人のニーズを優先してきて、「ノー」という事をしてこなかった人のはずです。まずは、自分の事を何よりも優先してあげるという事を意識して過ごすことがとても大切です。